ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

陥没地帯 (132)

陶芸家のところへ行くとマンサクの花が満開だった。枯葉が枝に残っているのでシナマンサクだと思う。屋根よりも高い見事な木で、陶芸家の案内で屋根に登って撮った。神奈川県のこのあたりには自生のマンサクは見られないというし、実際、まだ見ていない。盆…

陥没地帯 (131)

アブラナ。 カンザキアヤメ。 ヒイラギナンテン (メギ属)。 サンシュユ (山茱萸) が蕾をつけていた。 コサギ。 書くことないので、また共通テストの物理。しょっぱながこれ。この種の問題がいまだに出るのは、いかに慣性が捉えがたいかということだと思う。…

陥没地帯 (130)

ウメ。 今年の大学入学共通テストの物理の問題を解いてみた。ひとつだけ例をあげる。問題文で注意しないといけないのは、抵抗値 は単位長さあたりのものだということである (抵抗値は長さに比例する)。最初の設問は、で、ローレンツ力でもファラデーの電磁誘…

陥没地帯 (128)

立春は 1985 年以来、2 月 4 日だったんだが、今年は 2 月 3 日である。中学理科の復習だが、3 月末が春分で、地球は太陽の周りをほぼ 1 年かけて (北極星から見て反時計方向に) 回るから、3 ヶ月ごとに、夏至、秋分、冬至となる。その中間に、立夏、立秋、…

陥没地帯 (127)

カンコザクラ。合弁花だなあと見ていたら、数日前、中学生に植物の分類を説明したときに、タンポポはなぜ合弁花なのかという、たぶん非常によくある質問をされたことを思い出した。胞子と種子はどこが違うのかも説明したし、シダの茎はどれかも説明した。高…

陥没地帯 (125)

スイセンって色々な種類があるんだなあ。黄色のスイセンだけでもいくつかの種類がある。この時期、どこでも見かける「ノースポール」はサカタのタネの商品名で、カンシロギクという和名もあるんだということを最近知った。あとはクリスマス・ローズが咲いて…

陥没地帯 (111)

自生しているヤブコウジ (藪柑子、別名は十両) をようやく雑木林に見つけた。「十両」と呼ばれるようになったのは江戸期なのか明治期なのかしらないが、いかにも俗な名称という気がする。もっとも、寺田寅彦が筆名に「藪柑子」を使ったりしていることからも…

陥没地帯 (108)

マンゲツロウバイ(満月蝋梅)。よい香りだった。 早咲きの梅が咲いていた。『アメリカから遠く離れて』『見るレッスン』をずっと読んでいて蓮實ゼミで最初に出された問題を 5 つも新たにまざまざと思い出した。「マキノ省三」「茂原システム」「モーリス・ジ…

陥没地帯 (101)

ニホンスイセン。 『アメリカから遠く離れて』で挙げられているリナ・ケティの歌う “J'attendrai” (「待ちましょう」) を聞いた。淡谷のり子が歌っているものもあったので、それも聞いた。【フランス語】待ちましょう (J'attendrai) (日本語字幕)J'attendrai…

陥没地帯 (97)

ツバキ。 予約していた、瀬川昌久さん (1924 年生れ) と蓮實重彥さん (1936 年生れ) の対談集 『アメリカから遠く離れて』が届いた。最近、この本ほど読みたいと思ったものはない。蓮實さんは、この後、光文社新書から『見るレッスン』というタイトルの新書…

陥没地帯 (95)

陶芸家のところに行った。薪ストーブはよく燃えている。陶芸家はなぜ植物の名前をよく知っているかというと、小学生のとき理科の先生にいつも連れられて山に行って、先生が山で見た植物の名前を名札に書いて、その名札を植物にかけていくのを手伝っていたか…

陥没地帯 (94)

センダンが黄色の実をいっぱいにつけている。 公開初日には行けなかったけれども、小森はるか監督の『空に聞く』(2020) を見に東中野へ行った。この辺はどこに行くにも電車の便は良いので、都心部へ出かけるのに別に不便はない。ただ行くのが (コロナとは関…

陥没地帯 (92)

茅ケ崎里山公園とその周辺を散歩した。イロハモミジ。 オギ。これだけまとめて見るとススキとは全然違うことがよくわかるなあ。 (寒) ボケ。 ハゼノキ。 サルビア (セージ) を全然撮っていないので近所で写した。 ビワの花はこの時期に咲く。 サザンカ。なお…

陥没地帯 (91)

この三枚は望遠レンズでないと、どうしても撮れないので使った。望遠レンズはユリノキの花を撮って以来である。イイギリ。実の熟し方の進み具合の違いで同じ赤系統でも色が変わってくる。 ハゼノキ。 ここで陶芸家から電話が入ったので、座間に行った。黒い…

陥没地帯 (90)

塾で教えて半年たったが、自然を理解する学問をやる前提には、まず自然に親しんだ中での経験や驚きがあるのは当然だといままで思っていたんだが、どうやらその常識はとうに捨てていなければいけなかったようである。アラセイトウ (ストック)。 イチョウの黄…

陥没地帯 (89)

バラ。 Edith Piaf - La vie en rose (Officiel) [Live Version] ノイバラの実(営実)。 チャノキ。 オウコチョウ(黄胡蝶)。花に紅が入っていない黄花だなあ。 イエギク。

陥没地帯 (88)

ムラサキシキブ。 マユミ。 ナンテン。 トベラ。粘着物で中の種を簡単には飛散させないようになっている。鳥などに種をくっつけて運んでもらうという機能もあるようだ。雌雄異株である。 ヤツデ。

陥没地帯 (87)

ノササゲの鞘が割れた。 近くの公園のニシキギ。 シャコバ・サボテン。昭和 (後期) を思い出すなあ。 サザンカ。

陥没地帯 (86)

リンドウ。 マンリョウ。 イソギク。舌状花はなく筒状花のみである。これは栽培されたものだが、この辺だと三浦半島沿岸部などに自生する。 ナカガワノギク。徳島県那珂川の渓流帯に自生する野菊。葉が細い。 ダルマギク。西日本の海岸に自生する野菊だなあ…

陥没地帯 (85)

キダチダリアがあちこちで咲いていた。 いたるところにざる菊が無数に花をつけているんだけれど、これはすごい。いったい花はいくつあるんだろう。 これも菊。

陥没地帯 (84)

イロハモミジ。本格的な紅葉にはまだ早いけれども、部分的に色づき始めた。 サザンカ。 木が高いのでよくわからないが、ヤマボウシだと思う。ハナミズキとヤマボウシのどちらかに投票しろといわれたら、断然ヤマボウシだなあ。養老孟司ではないけれど、都会…

陥没地帯 (83)

ゴクラクチョウカ。 ムベの実。アケビと違って実が割れることはない。 アツバキミガヨラン。春に別の場所で花を見たけど、そのときは写真を撮らなかった。この時期にも咲くのだな。

陥没地帯 (82)

クロガネモチ。常緑樹で葉の大きさもあるからバランスが良いように感じるんだな。 だんだん花が少なくなったなかで、また菊の花を撮った。 ヤツデの花は美しい。 キヅタ。 キダチダリア。コウテイダリアともいう。中南米の高地原産で晩秋から初冬にかけて開…

陥没地帯 (81)

塾で教えていると、向こうの席から「ちはやふる〜、ちはやふる〜」と聞こえてきた。まだ本格的な紅葉には早いので下の句が出てこないのかなと思ったりした。ちょっと歩きすぎたようで横になっても足が痛かったので散歩はお休みしていた。雨の日に、途中に太…

陥没地帯 (80)

9 月 28 日の記事写真と同じ蔓にできたノササゲの紫の実。 オギ (荻)。ススキ (薄) とはどこが違うのか少しわかった。 あれは荻これは薄の日和かな 飯島晴子活版の誤植や萩に荻交る 正岡子規 シュウメイギク。 サザンカ (山茶花)。 イエギク。

陥没地帯 (79)

ヤツデ。この時期に花が咲くヤツデには多くの虫がやってくる。 時期を考えるとシシウドだと思う。 ツワブキがあちこちで咲いている。 道端でカリガネソウを見つけた。 後はみなイエギクの写真。

陥没地帯 (78)

ヒヨドリジョウゴ。 カキノキ。 クロガネモチ。アルバイトへ行く道沿いにあるクロガネモチの黒っぽい緑と赤の対照がなかなかよいなと思っていた。ピラカンサ (トキワサンザシ) よりそう感じる。散歩しているとこの樹があったけれども、陽射しが強すぎて、赤…

陥没地帯 (77)

蓮實重彥の『言葉はどこからやってくるのか』はすでに読んだことのあるものが多いが、『零度の論文作法——感動の瀰漫と文脈の貧困化に逆らって』はまったく読んだことがなかったので有難い。 ツワブキの花が咲き始めた。 ヤクシソウは満開に近い。 ガマズミの…

陥没地帯 (76)

イエギク。 センリョウ。 カキノキ。 ノコンギク。 シロヨメナ。 アカバナムシヨケギクかなあ。除虫菊は一年に二度咲くというけれど。

陥没地帯 (75)

映画を見るのに忙しくて、写真撮る時間はあまりないので二枚だけ。青山真治監督で思い出したが『奥様は芳紀十七歳』(1954) は『殺し屋ネルソン』(1957) とともに DVD でよいから見たいリクエスト作品である——本当は他にもいっぱいあるけれど。 イエギク。 ノ…