ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

ベトナム語の発音

ほんのごく短い間だったけれど、仕事でハノイ (河内) に行っていた。ベトナム語はわからないけれど、中国語の影響を強く受けた東アジア漢字圏の言葉といって良いし、クオック・グー (国語: quốc ngữ) 文字という表音文字は非常によくできていて、音を示す記…

変化に盲目

前回の記事の意図は、バイアス自体は善でも悪でもなく、バイアスすらも適切にTPO で論理に組み込んで有効活用できるのが人間の柔軟性であり、創造性であるということである。よく、バイアスをまるで邪悪な罠であるかのように、その暗黒面しか言わない人がい…

対称性バイアス

前回の記事「古論理」を書いてから、この辺りのことを調べていたら、すごく奥が深いし拡がりもあることがわかった。だけど、いくらノリが悪いといっても、西田幾多郎とか、中村雄二郎の「述語的世界」とかの哲学をブログに書いてもなあ〜と思って、自粛して…

古論理

前回、シルヴァーノ・アリエティの『創造力 原初からの統合』を図書館で借りて拾い読みしたと書いたが、それは、彼が「古論理」とか「パレオ・ロジック」とか「フォン・ドレマスの原理」とか呼ぶものに少し興味があったからである。ちなみに、フォン・ドレマ…

いろいろ

アルフレッド・ヒッチコックの『めまい』(1958) の次のシーンは見れば見るほど不思議で、蓮實重彦が「ルプレザンタシオン」(1992 年春 第三号) の「周到さからもれてくるもの ヒッチコック『めまい』の一シーンの分析」でとりあげているシーンでもある。その…

プルーストとラスキン

真屋和子という方による『プルーストの眼:ラスキンとホイットラーの間で』(1999) という論文をインターネットで読んで、これが境界線を逸脱する話でなんかとても清々しい気分になった。ジョン ・ラスキンがジェームズ・ホイッスラーの絵画『黒と金色のノクタ…

タイムマシン・モデル

先進的なテクノロジーが社会的なインフラを形成することで一国が成長していくという 19 世紀型モデルに現在の日本を当てはめることは困難となってきている。ここで 19 世紀型モデルと言っているのは、テクノロジーが、蒸気機関であれ、ICT であれ、遺伝子で…

時をかける少女

『未来からきた少年 スーパージェッター』は、1965 年 1 月から 1966 年 1 月までテレビ放映されたアニメーションだが、脚本の一人として筒井康隆が参加している。いっぽう、筒井のジュブナイル小説『時をかける少女』は、学研の学習雑誌「中三コース」の196…

60 年代後半の西海岸音楽

60 年代後半の西海岸の音楽シーンの一つの側面をごく浅く紹介。60 年代後半と限定したのは、もちろん、合衆国独立宣言から 200 年たった1976 年の「ホテル・カリフォルニア」でイーグルス (1971 年結成) が、 We haven't had that spirit here since 1969. …

ロリーナ

いろいろと見ても、最近はそのすべての作品について書く気がない。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019) も見たけれどあまり書きたいと思わない。そもそも、タランティーノの映画とは昔からごく曖昧な付き合い方で、最初にタランティーノ…