ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

陥没地帯 (95)

陶芸家のところに行った。薪ストーブはよく燃えている。陶芸家はなぜ植物の名前をよく知っているかというと、小学生のとき理科の先生にいつも連れられて山に行って、先生が山で見た植物の名前を名札に書いて、その名札を植物にかけていくのを手伝っていたからだと言っていた。キノコの識別もお年寄りと山に行って教わったそうだ。丸暗記なんかしなくても、自然に夢中になって遊びながら、周囲の大人たちに教えてもらいながら、活きた知識が自ずから身についていく環境があったのである。

テレビは見ないのでよくわからないけれども、最近またテレビ東京で放映されたようなことを言っていた。事前に教えてくれていれば見たかもしれないが、この前は煙突の煤払いで忙しく、すっかり告げるのを忘れたらしい。


これはツバキだなあ。一本の木に絞りが入った花や、紅花があったりする。

小さなマンリョウが自生して、斜面にあった。ヤブコウジ (ジュウリョウ) とかも撮りたいけれど、なかなか見つからない。この前、茅ヶ崎で一度だけ十両が実をつけているのを見かけたけれど、状態が悪いので撮影はしなかった。

ノブドウが道にあった。

陶芸家が帰りに野菜を沢山くれた。子規ではないが赤いのを選んで写真を撮った。