この前の野菊をもう一度見てみたがカントウヨメナ (または ヨメナ) かユウガギクのどちらかだということはわかった。たぶんユウガギクだと思う。理由は最長の側枝が 20 cm 以上の個体が多いということである。区別するためにあれこれ観察したり考えたりして…
またもヤマホトトギスを見つけた。今度は花糸に紫斑がある。写真は撮らなかったが別の場所で、もう一つヤマホトトギスを見た。そちらは花糸に紫斑がなかった。 アオツヅラフジ (カミエビ)。念のため断っておくと有毒とされている。 オトコエシ。 タイアザミ…
小津安二郎監督が『お茶漬けの味』(1952) の頃から晩年まで暮らした家が近くにあったという北鎌倉の浄智寺から長谷まで山道を散歩した。ハグロソウ。花弁は二枚しかないように見えるが、きっと癒合しているんだろう。 ムラサキニガナ。毛があるのでケムラサ…
シロバナマンジュシャゲ。 クズ (葛) の花をもう一度。 花が咲いていなくて大変残念だが、キレンゲショウマ。地面を見ると、暑さのためか開かないで蕾のまま落ちているように見受けられる。京都大学の植物分類学の初代教授である小泉源一氏が名付けた「ソハ…
また、ヤマホトトギスらしき植物をみつけた。前回と違って、今回は群落ができていた。ヤマホトトギスとヤマジノホトトギスの違いは依然よくわからないが、これもヤマホトトギスだと思う。一番混乱する記述は、ヤマホトトギスは花糸に紫斑があるとしているこ…
ホトトギス。漢字は「杜鵑草」で、うっかり「杜鵑花」と書くとツツジの「サツキ」のことになってしまう。「杜鵑花」の方はホトトギスが鳴くころ咲くのでこうあてるそうだ。こちらの「杜鵑草」は、模様がホトトギスに似ているから。なお、英語名は "toad lily…
トケイソウ。 ハナシュクシャ (ジンジャー・リリー)。とても良い香りがする。 シュウメイギク。 ヤブツルアズキの方だと思う。龍骨弁が渦を巻く不思議な構造の花である。 フジカンゾウ。 ヤマハギ。写真ではちょっと分かりにくいが、翼弁が龍骨弁よりも短い…
ホトトギスの名前はよくわからない。ヤマホトトギスということにしておこう。 これはタイワンホトトギスにしておこう。 オクラの花。アオイ科だけあって木槿や芙蓉やハイビスカスの花に似る。 ヒヨドリバナ。 センニンソウ。 アレチヌスビトハギ。 クズ。 ヒ…
フヨウ。 ハイビスカス。 クサギ。 ガガイモにしては花の色が白い。調べたら、シロバナガガイモというらしい。 ノブキ。 ケイトウ。昨日、陶芸家と子規の話もしたので子規の有名な句を思い出した。そういえば、あと二週間足らずで糸瓜忌である。 ジュズダマ…
久しぶりに座間の陶芸家のところへ遊びに行った。クーラーはないけれど、柱にかかっている寒暖計は 28 度を指していて、たぶん 30 〜 40 年前のナショナルの扇風機が回っているだけで充分暑さを凌げる。陶芸のことをいろいろお聞きした。陶土だけでなく磁土…
私事で恐縮だが、高校の化学は苦手だったなあ。うっすらとした記憶では高校時代にライナス・ポーリングの講演を聴いたことさえあったと思うのだが、「猫に小判」とはこのことで、まるで細部を思い出せない。ライナス・ポーリングの名前は、高校の化学でも「…
なんか忙しいので、ブログの更新をやめてしまったが、少し時間の余裕ができたので何か書いてみることにする。塾で高校生に物理を教えていることはすでに書いたが、定期試験対策のために力学のおさらいをしていて気がついたのは、相変わらず「慣性力」にまつ…
小学校の算数も教えることになりそうなのでいろいろと問題をみていたら、「比」というのをうまく使うことが算数では必要なケースが多いということがわかった。たとえば、「逆比」の考え方を使えば以前の記事 (6・13) で紹介した神奈川県公立高校の2019年入試…
高校の物理で電磁気を少し教えてみてわかったのだが、そもそも一番最初の静電場のところの電場と電位のところでつまずく。そのつまづき方っていうのは、よく解説される近接作用と遠隔作用とかいうようなところではまったくないように感じる。まずクーロン力…
高校の物理をものすごく久しぶりにひととおりやって懐かしかった。高校物理の範囲だとアプリオリに認めなければいけないことがいくつかあるなあ。たとえば、屈折率の小さい方から大きい方に向かう光が境界面で反射するときには位相が ずれるというようなこと…