この前の野菊をもう一度見てみたがカントウヨメナ (または ヨメナ) かユウガギクのどちらかだということはわかった。たぶんユウガギクだと思う。理由は最長の側枝が 20 cm 以上の個体が多いということである。区別するためにあれこれ観察したり考えたりしている自分に気がついて面白い。自然こそが最高の教師だというのは、やっぱり基本だなあ。
※ カントウヨメナはヨメナであるかヨメナとユウガギクの雑種であるという説がある。つまり、ユウガギクの染色体は基本数が 9 の 2 倍体 () であるのに対し、ヨメナは 7 倍体 () であるが、異数体として 5 倍体と 6 倍体がある。これらの異数体を含むヨメナをカントウヨメナというのではないかという説である。
カラスノゴマ。
ヤブマオ。藪苧麻と漢字で書くと、麻のひとつである苧麻 (ちょま) と関係が深そうだということがわかる。実際、古代の日本 (奈良時代ぐらいまで?) ではこの植物の茎から繊維をとっていたとある。
ヒヨドリジョウゴ。花弁の内側 (反り返っているので外側?) にある模様を見たかったんだが、花がひとつしかない上に角度がとれなかった。
アレチウリ。特定外来生物、植物防疫法指定生物である。日本生態学会の定める侵略的外来種ワースト 100 には維管束植物が 26 種含まれているが、その中にもある。
別の場所でタイワンホトトギスをまた見つけた。
トキリマメ。時間が経って枝豆のような鞘が割れると中に真っ黒な豆が二つ入っているのが見える。
アキノタムラソウ。かなり前から咲いていた。
オオケタデ。イヌタデの特大サイズ。