ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

陥没地帯 (11)

ヤエノドクダミ。ドクダミの園芸品種である。ボタンクサギ。ユウギリソウ。フェイジョア。トロピカル・フルーツとして有名だが、その実を食べたことがない。フェイジョアの実の断面はグアバの実に似ている。グアバの実はバングラデシュで食べたことがあるが…

陥没地帯 (10)

昨日の山歩きで足に少し筋肉痛があるので午前中は無理せず休んだ。自分は毎日けっこう歩くので歩数的にはたいしたことはないんだが、やっぱり山歩きは運動負荷が高い。午後からは座間の陶芸家の家に行って待望の蓄音器を聞かせてもらった。鉄針をつけさせて…

陥没地帯 (9)

自宅付近からも見える大山 (おおやま、標高 1,252 m) に登った。誤算だったのは本日、阿夫利 (あふり) 神社の下社 (標高約 700m) までのケーブルカーが運休していたことで、小田急小田原線の伊勢原駅からバスで「大山ケーブル」バス停 (標高 315 m) まで行っ…

陥没地帯 (8)

今日は用事があったので朝ちょっと公園を散歩しただけである。フタリシズカの実がこんなに美しいとは知らなかった。ガラスのような硬質の光沢がある。昨日も書いたけれど、ヤマアジサイの一部品種の葉を加工すれば甘茶として飲用可能であり、そのアジサイを…

陥没地帯 (7)

昨日よりも相模川の上流を歩いて、やっとオスの雉子の鳴き声を三度ほど聞いた。姿は確認できず。陶芸家の庭の夏萩は花つきがいまひとつだったので他にどこかないか探しているんだけど、これがなかなか見つからない。ヤマアジサイ。アマチャは甘茶にできるヤ…

陥没地帯 (6)

5 月いっぱいで勤めていた会社を退職したのでしばらく時間にゆとりができた。今日は厚木から座間の方へ相模川に沿って歩いてみた。6 月 1 日から鮎の解禁なので釣り人がけっこういた。座架衣橋付近には雉子 (きじ) がいると聞いていたので鳴き声ぐらい耳に入…

陥没地帯 (5)

アジサイ。カシワバアジサイ。ヒメシャラ。昨日のことを思い出して。テッポウユリ。ツユクサ。好きな花。花弁は二枚だと思うかもしれないが三枚ある。キョウチクトウ。六月に入ったばかりなのにもう随分と咲いていた。イヌタデ (アカマンマ) の仲間だが、ハ…

陥没地帯 (4)

今日は、先日偶然知り合った座間に工房をもつ陶芸家のもとを再訪していろいろとお話しを伺っていたのであまり写真は撮らなかった。話が長くなったので蓄音器の方もまた次回ということになった。お部屋の窓際にはカワラナデシコとホタルブクロとトキワツユク…

陥没地帯 (3)

ナツツバキ (夏椿) の花が咲きはじめた。日本では夏椿が沙羅樹に擬せられてきた。夏椿が一日花で、朝咲いて夕方には花全体が落ちることを具体的な経験として知っていなければ、平家物語の有名な「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」も、森鷗外の詩…

陥没地帯 (2)

最初、月下美人かと思ったがサンカクサボテンだと思う。日本では受粉を助ける生物が不在で難しいと思うけど、実はあのドラゴンフルーツである。夕方から咲き始めるのは月下美人と同じだけど次の朝になっても萎まずに咲き続けている。サツキ。ノイバラの園芸…

陥没地帯

1979 年 7 月 15 日に発行された銀色の表紙のエピステーメー7月臨時増刊・終巻号が本棚にあるのだが、そこには蓮實重彥の『陥没地帯』が掲載されている。その書き出しを引用してみるとこうなっている。 さしあたっての口実は何であってもかまうまい。どのみ…

気晴らし (43)

トクサ (砥草 / 木賊)。新芽が美しい。 キツリフネ。もう咲き始めている。イロハモミジの実がはっきりと赤くなってきた。キンシバイ (金糸梅) が咲き始めた。テッセン。

気晴らし (42)

一カ月半くらい前に記事でも紹介した座間市の栗原遊水池に行くと睡蓮と杜若の花が咲いていて嬉しかった。その後、栗原の付近を無闇に歩いていると私有地に無断で入ってしまったらしく、そこの人から怪しい奴と思われたのだろう、呼び止められた。何をしてい…

気晴らし (41)

ユキノシタ (雪の下、下二枚の花弁から雪の舌という説もある)。ユキノシタは、俳句では仲夏——旧暦では5月、新暦では 5 月下旬から 7 月上旬にあたる——の季語である。俳句などでは「雪の下」以外に「鴨足草」と書いてユキノシタと読ませる。「虎耳草 (こじそ…

気晴らし (40)

今日はほとんど歩いていないのであまり撮影しなかった。スイセンノウ。カタカナだとわからないので漢字で書くと「酔仙翁」。写真は違うけれど、一番多いのは赤い花なのでそこからつけられたらしい。ナデシコ科シレネ (マンテマ) 属だが、独立させてセンノウ…