ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

気晴らし (40)

今日はほとんど歩いていないのであまり撮影しなかった。

スイセンノウ。カタカナだとわからないので漢字で書くと「酔仙翁」。写真は違うけれど、一番多いのは赤い花なのでそこからつけられたらしい。ナデシコ科シレネ (マンテマ) 属だが、独立させてセンノウ属とする考え方もあるようだ。

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バイカウツギがきれいなのでまた撮った。

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アマリリス。例の植物識別アプリでは「朱頂紅」と出てくるが、中国語ではアマリリスをこう呼ぶこともあるらしい。ヒッペアストルム属である。

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アマリリスの花も見たことないのに子供の頃、その名前だけを知っていたのはたぶんこの歌のせいである。いま改めて聴いてみると、その歌詞に「アマリリス」が花の名前だとわからせるものは何もないことにちょっと驚く。



アマリリス

不思議なことに「アマリリス」が歌われた曲はけっこうある。以下は二葉あき子の「戀のアマリリス」(1949) で西條八十作詞、服部良一作曲である。「青い山脈」の B 面であった。
※ 今井正監督の映画『青い山脈』(1949) では原節子と杉葉子が野外でダンスをするシーンに、『續・青い山脈』(1949) ではオープニングの合唱曲として使われている。//


戀のアマリリス(二葉あき子)

ジャガタラズイセンはアマリリスの母種のひとつである。「ジャガタラ」というのは「ジャカルタ」の古称でインドネシアから日本に入ってきたためらしい。もともとは中央アメリカ原産である。

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オオキンケイギク。北米原産だが、2006年に特定外来生物として栽培・譲渡・販売・輸出入などは原則禁止となっている。在来種 (カワラナデシコも含まれる) に悪影響を与える恐れがあるためである。この辺りでもナガミヒナゲシほどではないが、道端や公園でよく見る。