ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

陥没地帯 (145)

キンリョウヘン。 ユキヤナギがだいぶ咲いた。 ギンヨウアカシア。 (143) (144) からの続き。しかし、昭和 19 年でも「三平方の定理」は、「ピタゴラスの定理」と書かれているなあ。もちろん、昭和七年当時も「ピタゴラスの定理」である。戦中に「ピタゴラス…

陥没地帯 (144)

前の記事の続き。直線と平面二つの直線の位置の関係諸君は五月創刊号で平面が決定せられる種々の場合に就て詳しく学んだ。次に空間に於ける二つの直線の相互の位置関係に就て研究して見よう。空間に於ける二つの直線の相互の位置関係は同一平面上にある場合…

陥没地帯 (143)

陶芸家の処のトサミズキが咲き始めた。隣にあるイヨミズキも一輪だけ開花している。ミザクラだと思うが、種類は分からない。これも陶芸家の処で。コブシの花も咲き始めたなあ。 昭和七年発行の研究社編の旧制中学 4, 5 年向けの学習誌「上級数学」を読んでい…

陥没地帯 (142)

塾で波の復習をした。高校生でも比を分数に直せなかったり、もたもたする子がいるという。中学生には確実にいる。比 、割り算 、分数 の基本的な同一性は、少なくとも中学生ぐらいまではくどくても説明しなければいけないのだろう (それにしても、分数だけ分…

陥没地帯 (141)

ボケ。泉鏡花の『売色鴨南蛮』を読んだ。冒頭の「濡しょびれ」て「白い足くびを絡 (まと) った」燃えたつような緋縮緬 (ひぢりめん) の長襦袢を受けついで、雨に濡れて「血の滴るごとき紅木瓜」の緋色の主題が不穏な作品世界へと読む者を導き入れていく。 日…

陥没地帯 (140)

ボケもたくさん品種がある。 早咲きのニリンソウ。本格的な開花はこれから。 ヒメカンスゲだと思われる (スゲ属は分類が難しいことで有名)。先端にあるのが雄花、途中に (ぼけてしまったが) 三つほど見えるのが雌花。 ツバキ。 高校物理の範囲だと、電気回路…

陥没地帯 (139)

アケボノアセビ (ベニバナアセビ) 。自生種の中にも紅がかったものがあるので、園芸品種とは言いきれないのではないかと思う。堀辰雄の『大和路・信濃路』にも、 突然、妻がいった。 「なんだか、ここの馬酔木と、浄瑠璃寺にあったのとは、すこしちがうんじ…

陥没地帯 (138)

ジンチョウゲが咲き始めた。これは覆輪沈丁花だなあ。学名は、Daphne odora である。 沈丁の四五 花はぢけて ひらきけり中村草田男 ※ 破調の句だと思ったので、こう区切ったが違うかもしれない。「はじける」より「はぢける」とした方が感じが出ている気がす…

陥没地帯 (137)

フキノトウ。 サンシュユ。 交流のところだと、まず、ケーブル (伝送路) を含む、一般の電気回路の入出力信号間で、正弦波の周波数はなぜ不変に保たれ、振幅と位相の変化だけを考えれば良いかということが基本中の基本である。それは、システムが「線形時不…

陥没地帯 (136)

神奈川県公立高校の入試日だったなあ。まだ、問題全部やっていないけれど、理科は最初の 4 題だけ解いてみた。下にあげたのは植物の問題。2 は違うなあ。コケの根のように見えるのは仮根である。シダの地上に出ているのは、みな葉っぱである。茎は横に這う地…

陥没地帯 (135)

ツバキ。 シボリカタバミ。 ウグイスカグラがもう咲き始めている。 カンザクラ。 カワヅザクラ。サンシュユは開花間近。 ウメ。

陥没地帯 (134)

夜、塾から帰宅していると、この時期月は出ていないし、空気は澄んでいるし、駅から家に帰るには南西を直進するので、晴れた日には豪華な夜空の星が眼の前に拡がって見えるのがとても美しい。「冬の大三角 (Winter Triangle) *1」や「冬のダイヤモンド (Wint…

陥没地帯 (133)

河津桜。原木の苗が南伊豆、河津川沿いの雑草の中で発見されたのが、1955 年頃。成長して最初に開花したのが 1966 年。カワヅザクラと命名されたのが、1974年とある。 オウバイ。中国語名は「迎春花」である。満映の映画『迎春花』(佐々木康監督、1942) の主…

陥没地帯 (132)

陶芸家のところへ行くとマンサクの花が満開だった。枯葉が枝に残っているのでシナマンサクだと思う。屋根よりも高い見事な木で、陶芸家の案内で屋根に登って撮った。神奈川県のこのあたりには自生のマンサクは見られないというし、実際、まだ見ていない。盆…

陥没地帯 (131)

アブラナ。 カンザキアヤメ。 ヒイラギナンテン (メギ属)。 サンシュユ (山茱萸) が蕾をつけていた。 コサギ。 書くことないので、また共通テストの物理。しょっぱながこれ。この種の問題がいまだに出るのは、いかに慣性が捉えがたいかということだと思う。…