ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

陥没地帯 (100)

塾で高校生に物理を教えている。何をしているかというと、たとえば、慣性の法則がいかに不気味な法則であるかを気長に例をだしながら言い続けているだけである。作用反作用の法則や、遠心力や、内部エネルギーについても同じである。たいした経験もまだして…

陥没地帯 (99)

再び、『アメリカから遠く離れて』に戻る。本の中で、瀬川さんが藤田嗣治画伯の絵がジャケットの表紙になっている、コロムビアから戦前 (昭和13年) に出たシャンソン名曲集に触れられている。このレコード集はよく売れ、瀬川さんも当時お聞きになったという…

陥没地帯 (98)

前々回の記事の続き。なんで 3 項間漸化式から始めて 2 項間漸化式を後回しにするかというと、数学では上のレベルにあげると見通しが急によくなることがあるという例として使えそうかなと思っただけである。必ず習っているだろう、の場合だって、として、三…

陥没地帯 (97)

ツバキ。 予約していた、瀬川昌久さん (1924 年生れ) と蓮實重彥さん (1936 年生れ) の対談集 『アメリカから遠く離れて』が届いた。最近、この本ほど読みたいと思ったものはない。蓮實さんは、この後、光文社新書から『見るレッスン』というタイトルの新書…

陥没地帯 (96)

花が少なくなったし、塾の方も定期試験対策や受験シーズン到来で忙しくなったので、久しぶりに高校数学でも書こうと思う。高校 2 年生は、数列や三角関数、指数・対数なんかが定期試験範囲である。漸化式を教えて欲しいと言われたので、感覚を取り戻すために…

陥没地帯 (95)

陶芸家のところに行った。薪ストーブはよく燃えている。陶芸家はなぜ植物の名前をよく知っているかというと、小学生のとき理科の先生にいつも連れられて山に行って、先生が山で見た植物の名前を名札に書いて、その名札を植物にかけていくのを手伝っていたか…

陥没地帯 (94)

センダンが黄色の実をいっぱいにつけている。 公開初日には行けなかったけれども、小森はるか監督の『空に聞く』(2020) を見に東中野へ行った。この辺はどこに行くにも電車の便は良いので、都心部へ出かけるのに別に不便はない。ただ行くのが (コロナとは関…

陥没地帯 (93)

神奈川県央に住んでいる自分にとってもっとも身近な自然はなにかといえば、それは「谷戸」に他ならない。近くの泉の森ももともと谷戸だし、座間市の谷戸山公園は名前からしてそうだ。同じ座間市の芹沢公園もそうだ。藤沢市にはたくさんの谷戸が存在する。藤…

陥没地帯 (92)

茅ケ崎里山公園とその周辺を散歩した。イロハモミジ。 オギ。これだけまとめて見るとススキとは全然違うことがよくわかるなあ。 (寒) ボケ。 ハゼノキ。 サルビア (セージ) を全然撮っていないので近所で写した。 ビワの花はこの時期に咲く。 サザンカ。なお…

陥没地帯 (91)

この三枚は望遠レンズでないと、どうしても撮れないので使った。望遠レンズはユリノキの花を撮って以来である。イイギリ。実の熟し方の進み具合の違いで同じ赤系統でも色が変わってくる。 ハゼノキ。 ここで陶芸家から電話が入ったので、座間に行った。黒い…

陥没地帯 (90)

塾で教えて半年たったが、自然を理解する学問をやる前提には、まず自然に親しんだ中での経験や驚きがあるのは当然だといままで思っていたんだが、どうやらその常識はとうに捨てていなければいけなかったようである。アラセイトウ (ストック)。 イチョウの黄…

陥没地帯 (89)

バラ。 Edith Piaf - La vie en rose (Officiel) [Live Version] ノイバラの実(営実)。 チャノキ。 オウコチョウ(黄胡蝶)。花に紅が入っていない黄花だなあ。 イエギク。

陥没地帯 (88)

ムラサキシキブ。 マユミ。 ナンテン。 トベラ。粘着物で中の種を簡単には飛散させないようになっている。鳥などに種をくっつけて運んでもらうという機能もあるようだ。雌雄異株である。 ヤツデ。

陥没地帯 (87)

ノササゲの鞘が割れた。 近くの公園のニシキギ。 シャコバ・サボテン。昭和 (後期) を思い出すなあ。 サザンカ。

陥没地帯 (86)

リンドウ。 マンリョウ。 イソギク。舌状花はなく筒状花のみである。これは栽培されたものだが、この辺だと三浦半島沿岸部などに自生する。 ナカガワノギク。徳島県那珂川の渓流帯に自生する野菊。葉が細い。 ダルマギク。西日本の海岸に自生する野菊だなあ…