ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

ドロレス・デル・リオについて(6)

 

ジョン・フォード監督の『逃亡者』(1947) の一場面には、警官に追われる神父 (ヘンリー・フォンダ) を逃がす時間を稼ぐため、ドロレス・デル・リオが警官の気をひこうと唇を許し、酒場のカウンターの上で素足のままダンスを踊るシーンがある。その試みが無駄だと知りどうしようもなくなった彼女は最後に手に持った扇を床に力なく落とす。撮影はもちろんガブリエル・フィゲロア! 

この場面のドロレス・デル・リオはフォードの遺作である『荒野の女たち』(1966) で馬賊の犠牲となるアン・バンクロフトと重なってしまう。なお、アン・バンクロフトの役はキング・ヴィダー監督の『摩天楼』(1949) のパトリシア・ニールがもともと演じる予定であったが、彼女は脳卒中で倒れてしまったのである。

 

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 ※捜索者』(1956) の撮影現場にデル・リオが訪問したときの写真

 

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