もうひとつ、ロイ・エルドリッチが出演している映像で印象的なのが、“After Hours” (1959 *1 ) という、おそらく 16 mm で撮影された 25 分程のショート・フィルムである。テレビプログラム向けに制作されたらしいが、結局スポンサーが見つからないまま放映はされず、その後、番組がシリーズ化されることもなかったらしい。
作品に登場しているミュージシャンは、
ジョニー・ガルニエリ (ピアノ)
バリー・ガルブレイス (ギター)
コージー・コール (ドラム)
ミルト・ヒントン (ベース)
コールマン・ホーキンス (テナー)
ロイ・エルドリッチ (トランペット、ヴォーカル)
キャロル・スティーブンズ (ヴォーカル)
といった面々である。“Lover Man” “Sunday” “Taking a Chance on Love” “Just You, Just Me” といった曲が演奏されている。
とくに最後の、“Just You, Just Me” でホーキンスのソロがはじまったあたりは、とても見ごたえがあるなあ。
*1:1961 年制作とされることが多いが、この作品に出演して歌っている キャロル・スティーブンズがインタビューで 1959 年と述懐しているのでそれに従った。