沈丁花の蕾が紅く色づきはじめたのを見ながら、花が咲く時期を楽しみにしている。塾で物理を教えはじめたときには、下から数えた方が早かった高校二年生の子が、いまは成績上位のクラスに入ったと報告してくれた。時間が経つのは早いなあ。先日はダイオードの原理を話したら、すごく興味深そうに聞いていた。本当は熱力学でエントロピーの話とかまでできていれば、PN接合領域の空乏層の大きさが内部エネルギーとエントロピーのバランス (ヘルムホルツ自由エネルギーの最小化) で決まることまで話してやれたのになあと思うが、これはしょうがない。
前の記事の補足で、黒人と白人の混合編成だけなら、レコード吹き込みのためのスタジオ録音としてずっと以前からあったと書いたが、例を挙げていなかった。以下の 1929 年の演奏では、サッチモ、ハッピー・コードウェル (テナー)、カイザー・マーシャル (ドラム) の 3 名は黒人で、ジャック・ティーガーデン (トロンボーン)、ジョー・サリバン (ピアノ)、エディ・ラング (ギター) の 3 名は白人である。
Knocking' A Jug:
ジーン・クルーパの 1927 年の録音。初めてドラムのフルセットの演奏がレコードに吹き込まれたと言われるものである。
China Boy:
Nobody's Sweetheart:
Liza:
ベニー・グッドマンの時代のクルーパのドラム。
Ida, Sweet as Apple cider:
Tea for Two:
ロイ・エルドリッチは偉大すぎていったい何を紹介してよいのか…… すでに記事にしたが、とりあえず、映像として忘れがたいビリー・ホリデイの TV 放送のソロを見直した。
Fine and Mellow: