ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

気晴らし (33)

タツタナデシコ。英語の pink という単語はもちろん現在では色の名前を指すのが普通だが、もともとはこの花の名前が pink と呼ばれるようになり、色を喩えるのにこの花の名前の pink が使われるようになったもの。逆ではない。英語の辞書で pink を調べると今でも色以外に、ナデシコという意味が残っていることがわかる。なお辞書にはナデシコとともにセキチクというのも書いてあると思うが、セキチク(石竹)はもともと萬葉集では撫子を指す名前のひとつとして使われていたが、平安初期にはすでに伝わっていた中国産のナデシコに限定して使われるようになった名前であり、唐撫子とも呼ばれるものである。これに対して古今集などでは日本原産の撫子は大和撫子と呼ばれるようになった。タツタナデシコは欧州原産であるが、日本には明治時代に伝わったらしい。

別の場所にもブラシノキがあって、こちらは咲いていた。別名をハナマキというと書いたが、花を見ていたらおそらく近所の人だろうか、話しかけてこられて「金宝樹」の名前を使われていた。その名前もある。

またオダマキを撮った。キバナオダマキである。

シャリンバイ。かなり前から咲いている。

アメリカケムリノキ。遠くから見ると花がぼやっと煙りのように見えるのでこう名付けられたとある。英語でいうと smokey なので smoketree となる。近くで見られなかったので何ともいえないが、どうも花はまだ蕾の段階で、あのフワフワした赤いのは長い花柄にびっしり生えている毛のようである。