ハイキング・ソング:
エミール・ワルトトイフェルの『スケーターズ・ワルツ』って、日本人が世界的に突出して好きな曲らしいが、仁木他喜雄のアレンジ能力もやっぱり当時突出している。このレコードが出た 1938 年頃は、戦前の名フィギュア・スケーターである稲田悦子さんが大活躍していた時期でもある。
銀盤に踊る:
渡邊はま子が唄う『ラモナ』。
ラモナ:
ちなみに、『ラモナ』が収録されたレコードの裏面は、淡谷のり子の『ルムバ・タムバ』であった。
ルムバ・タムバ:
中野忠晴とのデュエット。
春はトロットで:
広東ブルース:
次の曲の編曲は、当然ながら仁木他喜雄である。
長崎のお蝶さん:
次の曲は、李香蘭も歌っているはずであるが見つからない。
いとしあの星:
明日の運命:
『風は海から』(1943) は、服部良一作曲/編曲、西條八十作詞。マキノ正博監督の映画『阿片戦争』(1943) の主題歌で本当にいい歌だと思う。映画は、D・W・グリフィス監督の『嵐の孤児』(Orphans of the Storm, 1921) の翻案。高峰秀子と原節子がリリアンとドロシー・ギッシュの姉妹に相当する役をやっている。
※ 『評伝 服部良一』から
服部は省線電車の代々木駅で下車すると、よく練兵場に向かう学徒出陣の学生と行き合うことがしばしばあった。彼らは服部が作曲した《風は海から》を口ずさんでいた。
1 風は海から 吹いてくる
沖のジャンクの 帆を吹く風よ
情あるなら 教えておくれ
わたしの姉さん どこで待つ2 青い南の 空見たさ
姉と妹で 幾山越えた
花の広東 夕日の街で
悲しく別れて 泣こうとは3 風は海から 吹いてくる
暮れる港の 柳の枝で
鳴いているのは 目の無い鳥か
わたしも目の無い 旅の鳥
1951:
マンボ・チャイナ:
チャンウェイ・チャンウェイ:
1952:
チャイナ・ボーイ: