ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

或る雨の午后

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1980 年代の初期に活動した「ゲルニカ」のアルバム『改造への躍動』(1982) に続いてほどなくEP で出た『銀輪は唄う』は戸川純の歌を照れだとさえ思えば、轟夕起子が映画『ハナ子さん』(1943) の主題歌として歌った『お使ひは自轉車に乘って』をちょっと思い出させるもので好きな曲だった。

轟夕起子はもちろんマキノ雅弘監督の奥様 (昭和25年に離婚) だった方である。その後のゲルニカは、やれやれやっぱりこの路線を行くのかと思わせるもので、熱心な追っかけはやめてしまっのたが、なにかの拍子で聞いた『或る雨の午后』が良かった。もともとはディック・ミネの曲である。

マキノ雅弘監督の傑作『鴛鴦歌合戰』(1939) には、服部富子 (服部良一の妹) の『滿洲娘』とともにディック・ミネの殿様が歌う曲にこの『或る雨の午后』のメロディーが巧みに織り込まれている。

ということで、服部富子の『満州娘』も一緒に紹介しておこう。

 

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改造への躍動~特別拡大版~

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