ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

雑記

黒川泰一『保険政策と産業組合』(1939)

この間、インドのマドゥバニで同じような医療供給体制を見たばかりなので、その先見性に感動。 地勢上、交通上 1 ブロックをなす地區の中心に、近代醫學の粹を集めた完全なる總合病院を設置し、此處に多數の優秀なる人的要素を擁する。かくて之を「基地」と…

インドから遠く離れて

帰国した。行きに成田空港の書店で搭乗までの時間潰しをしていたら、「藤本隆宏」の名前があったので、もしかして面白いのではという期待で『現場から見上げる企業戦略論』というタイトルのついた新書を買って飛行機の中で読んだ。テレビを見たり、日本の新…

印度の夜

ほんの短い滞在だったけれども、ビハール州の州都パトナーからガンジス川を橋で渡り、仏教生誕の地であり歴史的には日本とはまったく無関係とは言えない地域をネパールの国境に近いマドゥバニまで行ってきた。ビハール州は経済的にはインドで最も「貧しい」…

意識が飛ぶ

普段、自分からテレビをつけることなど、ほとんどといってないのだが、家庭内の勢力関係によって、食事どきなどは嫌でもその映像が目に入ってくる。いや、最近のテレビは映像を見るものではなく、そこに出てくる無意味な文字を見るものらしい。そこには「ノ…

色がついて見える

ランボーは母音に色があるソネットを作ったが、文字や音や数字に色が見えると語った人は多い。黄金期のハリウッド映画が好きなのでモノクロ映画をよく見るが、あまりにも映像が凄いと画面に色が見えた経験は何度もある。しかし、残念ながら文字や音や数字に…