ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

散歩 (2)

中津層群周辺の散歩が面白かったので、新年早々また出かけた。相模野台地が相模川の河岸段丘ということは知っていたが、段丘崖をじっくり見たことがなかったので、前回の散歩以上に面白かった。見たのは相模川の現在の河床 (氾濫原) と下段の陽原(みなばら)段丘の段丘崖である。木の根に覆われているところが「黒土 (黒ボク土)」、その下にローム層 (上に黄褐色、下に暗褐色のものが見える) があるが、段丘ができた年代が一番新しいだけにローム層は、2 m ぐらいしかない。その下に細くあるのは、1 万数千年前の古冨士火山泥流層だと思われる。そしてその下から当時の河床だった礫層が見える (川の流れに沿った石の並びが見られる) 。その下の地層を中津層群というのだろう。やや傾いていて、礫層との境あたりから滲みでる地下水で一部湿っている。

今度は木の化石が見つかった。

帰りがすっかり遅くなってしまった。

八瀬川の辺を歩いていたら見つけた。