ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

続く母音にあわせて高さが変わる子音

少し前の記事で、音節の最初(onset)で子音が連続する場合、その最大数は 3 で、先頭の子音は必ず  /s/ 、その次にとれるのは破裂型の /p/, /t/, /k/ のどれかで、最後の子音は /l/,  /r/, /w/, /j/ の共鳴型のどれかであると書いた。例をもう一度挙げると

 

splay, spray, spew, string, stew, sclerosis, screen, squeak, skew

 

になる。/l/,  /r/, /w/, /j/ は、よく考えるとこの場合だけでなく、母音の直前に置かれることが多い。/l/, /r/ は最終的に母音の音の高さに落ち着くわけで、/l/ と /r/ の主要な違いは /l/ はF3の高さが一定に維持されることであった。母音は下顎の開き方や前舌か後舌などで音の高さが変わる。したがって、/l/, /r/ も音の高さは後ろの母音にあわせて変わるわけである。ということは、/w/, /j/ も同じであろう。woman なんかの発音を考えれば、最初に口を突き出して丸めて低い音から最終的に母音の o 音の高さまで、連続推移するのが /w/ である。/j/ は特別で yogurt のように最初に母音よりも高いところから始まって、最終的に母音の高さまで音の高さが下がっていく。