『南京豆売り』(El manicero) は1920年代後半にできた曲で、キューバ音楽初のグローバル・ヒットとなって世界中に広まった。日本でも戦前から多くの歌手によってカバーされている。川畑文子 (1933), ディック・ミネ(1935), エノケン(1936) の録音を挙げておこう。
川畑文子は、1934年にも、同じルンバのリズムの『シボネー』を『思い出のハヴァナ』という題名で録音している。
ディック・ミネは『南京豆売り』のときと同じように、彼女を追いかけるように『シボニー』として1936年に録音している。
『南京豆売り』は世界中で流行した証拠として1931年にミス・タンゲットが歌ったものを紹介しておく。
戦後ではスタン・ケントンの演奏が著名である。
ザ・ピーナッツは、この曲をよく歌ったのはわかるだろう。