ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

散歩

天気が良いので、いつもより遠出して相模川の上流、中津層群が露頭に見られる方まで出かけた。中津層群の地質年代は、新生代第三紀の終わり (後期鮮新世) から、第四紀の初め (前期更新世) の、約 350 万年から 200 万年前で、河川ではなく海で堆積した地層となり、当時の様々な貝の化石が出てくることで知られている——と、話には聞いていたものの自分では採集したことはないので、散歩のついでに試してみると、運よく見つけることができた。二番目の写真の貝は長軸方向が 5.5 cm ぐらいあって一番大きかった。この時期、植物よりも地層観察が楽しそうだが、いかんせん、近所は関東ローム層で覆われていて、東京軽石層の地層は芹沢公園の防空壕跡で何度も見たので、遠出するしかなさそうである。

帰りに飼育されているヤギと出会った。