年の問題である.
で, は の外心だから, である. 中点連結定理より,
は, とも とも垂直なので, は平面 と垂直である. したがって, は常に である. このことから, の面積が最小になるのは, の長さが最小となるときであることがわかる. そして, それは が と垂直のときである. なぜなら, が 上の他の位置にあるとき, その点を とすれば, は, 直角三角形となるが, 直角三角形の最大辺は直角の対辺である斜辺 となるからである (他の 角は鋭角である).
より,
したがって,
となる.
下の図のように, を相似の中心として, が 上の点 の位置にくるよう相似変換する (そのためには, と , と がそれぞれ平行であるように作図すればよい). だから,
である. したがって,
平面 と平面 の交線は, であり, はこの線上の点である. は, と平行だから,
したがって,
である. これから,
は平面 に平行だから, から平面 に下ろした垂線の長さは である.
以上より,
となる. //