ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

竹取物語 (2)

此ほと三日うちあけあそふよろつのあそ
ひをそしけるおとこはうけきらはす
よひつとへていとかしこくあそふ世界の
をのこあてなるもいやしきもいかてこの
かくやひめをえてしかな見てしかなと
をとにきゝめてゝまとふそのあたりの
かきにも家のとにもをる人たにたはや
すくみるましきものをよるはやすき
いもねすやみの夜にもここかしこよりの
そきかひま見まとひあへりさるとき
よりなんよはひとはいひける人の物とも
せぬ所にまとひありけともなにのしるし
あるへくも見えす家の人ともに物をたに
いはんとていひかくれともことゝもせすあ
たりをはなれぬ君達夜をあかし日をく
らす人おほかりけるをろかなるひとはよ

うなきありきはよしなかりけりとてこ
すなりにけり其中になをいひけるは
いろこのみといはるゝ人五人おもひやむと
きなくよるひるきたりけりその御名一人
はいしつくりの御子一人はくらもちの
御子一人は左大臣あへのみむらし大納言
一人は大伴のみゆき中納言一人はいその
かみのもろたか此人々なりけり世中に
おほかる人をたにすこしもかたちよしと
きゝては見まほしうする人たちなり
けれはかくやひめをみまほしうて物も
くはすおもひつゝかの家にゆきてたゝ
すみありきけれともかひあるへくもあら
す文をかきてやれとも返事もせすわ
ひうたなとかきてかはすれともかひなし
とおもへとも