前の記事までで、速度図の関係、
が得られたので、後は、 に注意して、
から、
が得られ、これを について整理すると、
となって、
とおけば、 の値によって楕円、放物線、双曲線を与えるお馴染みの極方程式
が得られた。離心率 は
で は速度円の半径だから、話しはあっている。
さらに、
であるが、両辺に をかけて整理すると、
となって、離心率に対応する力学的エネルギーもわかる。
ついでに、ケプラーの第三法則もやっておくと、近日点の速さ は、
だから、太陽から近日点までの距離を とすれば、面積速度一定から、
なので、
遠日点の速さ は、
だから、同様にして遠日点までの距離 は、
となる。軌道の長軸半径を とすれば、 だから、
となり、これから
であることがわかる。*1
短軸半径は で与えられるので、軌道全体の面積は、
だから、周期 は第二法則より、
となる。
*1:であることもすぐに確認できる。