依然、筒井康隆の『ダンシングオールナイト』。
ラジオの「リズムアワー」に流れていたという『アット・ザ ・ジャズバンド・ボール』は、誰の演奏か書いていないけど、なんとなくビックス・バイダーベックだろうと思って念のため調べたらやっぱりそうだった。
At the Jazz Band Ball - Bix Beiderbecke and His Gang, 1927
「夕暮れに我が家のともし火を仰ぎ見たのはいつの日か。」は、「あほぞら」と「谷間のともしび」のミックスかなあ。「谷間のともしび」の原曲はジョン・フォード監督の『怒りの葡萄』(1940) でも使われていたのに最近気がついた。「銭湯ルイスかブルースか」というのは川田義雄の『浪曲セントルイス・ブルース』に実際ある。
『音楽五人男』(1947) はまったく駄目だ。そもそも見ていない。
ファラオ・サンダースがいたコルトレーンの日本公演の部分はとても興味深いが、こんな記事で音楽を紹介するつもりはなし。ポップスは定番ばかりだが、リトル・リチャードの『ルシア』をあげてくれたのがうれしい。