ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

陥没地帯 (67)

依然、筒井康隆の『ダンシングオールナイト』。

ラジオの「リズムアワー」に流れていたという『アット・ザ ・ジャズバンド・ボール』は、誰の演奏か書いていないけど、なんとなくビックス・バイダーベックだろうと思って念のため調べたらやっぱりそうだった。


At the Jazz Band Ball - Bix Beiderbecke and His Gang, 1927


「夕暮れに我が家のともし火を仰ぎ見たのはいつの日か。」は、「あほぞら」と「谷間のともしび」のミックスかなあ。「谷間のともしび」の原曲はジョン・フォード監督の『怒りの葡萄』(1940) でも使われていたのに最近気がついた。「銭湯ルイスかブルースか」というのは川田義雄の『浪曲セントルイス・ブルース』に実際ある。

『音楽五人男』(1947) はまったく駄目だ。そもそも見ていない。

ファラオ・サンダースがいたコルトレーンの日本公演の部分はとても興味深いが、こんな記事で音楽を紹介するつもりはなし。ポップスは定番ばかりだが、リトル・リチャードの『ルシア』をあげてくれたのがうれしい。


Little Richard - Lucille