シオン (紫菀)。神奈川県には自生していない。背が 2m ぐらいになる。
サネカズラ (実蔦)。「さ寝」(男女が一緒に寝ること) の音の響きをもつことと、蔓であり「絡む」「長い (待ち遠しい)」の類推もあって相聞歌ではよく使われる。また、「葛を繰る (たぐり寄せる)」から「くる」という音にも掛けられるようだ。たとえば、本居宣長の『玉勝間』十一の巻は「さねかづら」と名付けられているが、最初にあげられている歌は次のようなものである。「待つも苦しや」と「暮るゝ夜ごとに」の「くる」という音にさねかづらが掛けられているのだと思う。
こぬものを 思ひたえなで
さねかづら
まつもくるしや くるゝ夜ごとに
バラ。
筒井康隆の『ダンシングオールナイト』をまだ読んでいるというか、聞いている。ドン・アスピアス楽団の『南京豆売り』は本当に「マーメー」と聞こえる。
1931 HITS ARCHIVE: The Peanut Vendor - Don Azpiazu (Antonio Machin, vocal)
レス・ポールの『ノラ』。たしかに『世界は日の出を待っている』は、レス・ポールとメリー・フォードのものより他の演奏の方に印象的なものがあると “The World Is Waiting for the Sunrise” の記事を作ったときに思った。日本だとなんといっても角田孝の演奏がよいと思う。
Takashi Tsunoda, Fumio Nanri - THE WORLD IS WAITING FOR THE SUNRISE