アキノノゲシ。稲作が伝来した時期に日本に帰化した植物といわれている。舌状花 (筒状花はない) は淡い黄色である。ウサギが好きだという乳草のひとつ。アキノノゲシはレタスと同じ仲間であり、レタスの花は見たことがないが似ているという。
ソバ (蕎麦) の花に似ているが道端にあったのでシャクチリソバだと思う。
ヤブマメ。よい花が見つけられなかった。ヤブマメは地上に二種類 (写真の開放花、閉鎖花)、地中に一種類 (閉鎖花) の計三種類の花をつけるそうだ。地中の閉鎖花は地中に結実する。地上の開放花と地上の閉鎖花は地上で結実し、その実は外見上の差がないという説と、開放花のみ地上で結実し、地上の閉鎖花は落花生のように茎を伸ばし、地中閉鎖花と同様に地中で結実するという説の両方が見受けられるが、どちらが正しいかよくわからない。なんとなく地上の茎から出た根茎についた閉鎖花は、その後の根茎の伸び具合と地面までの距離によって、地上で咲く地上閉鎖花の場合と地下で咲く地中閉鎖花の場合の両方があり、結実も地上 (地面を含む) で結実する場合と地中で結実する両方がありえる気がする。開放花の結実は有性生殖で、閉鎖花の結実は単為生殖である。地中での結実果は地上のそれよりも大きく、アイヌ民族はこの地中にできる豆を食用にしてきたそうだ。野生種にしては豆が大きく美味であるという人もいる。いずれにしてもまた散歩の楽しみが増えた。
ゴンズイ。
秋に咲くイヌガラシはなんか侘しい。
マルバフジバカマ。