ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

歩数データ

在宅勤務の影響が歩行数にどう現れているか、自分のスマートフォンに記録されている 2 月と 3 月の毎日の歩数データを比較してみたりした。5 % の有意水準で F 検定すると、等分散であるという仮説は棄却された (なお、それぞれのデータは、シャピロ・ウィルク検定で正規分布に従がわないと言えないことを一応チェックした: 2 月データ p = 0.48, 3 月データ p = 0.52)。分散は有意に 2 月よりも 3 月の方が大きい (片側検定で p = 0.016)。等分散が仮定されない場合の t 検定 —— 正式には、なんか人の名前がついていたけど忘れた——をいずれにしてもやってみると 5 % の有意水準で平均値が同じでないとはいえない (両側検定で p = 0.85)。有り体にいって 、1 日の平均値では、2 月と 3 月はほぼ同じくらいの歩数を歩いた (効果量 d は 約 0.05 できわめて小さい)。

これから考えられることは、在宅勤務が増えた3月は歩かない時間も増えたけど、歩けるときには歩いてそれを取り戻しているということである。人間ってやっぱり環境に適応するんだなあ。