若者が、実際に生まれてもいない 1960 年代をなぜ懐かしむのかを不思議に思う人の方が僕には余程不思議である。自分だって生まれてもいない時代の映画や音楽が好きである。逆にこの後期資本主義の時代に最新の流行を次から次へと追いかけて消費していくスタイルが未だに成立し続けると信じていることの方が不思議である。経済成長のために消費の欲望をかき立てられ、流行に追いかけ回されることからいったん醒めてしまえば、成長の代償として何を失ったか気付くだけのことである。
自分が呆けたとしたら、どんな音楽を聴かせてもらったら脳が一時的にせよ活性化するのだろうと考えていたら、一曲思い当たった。
これって、初めてストリップ劇場に行ったとき、踊り子さんがこの曲にあわせて踊っていて衝撃を受けた。
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1931:
丘を越へて (藤山一郎):
丘を越えて (東京フロリダ・ダンス・ホール 巴里ムーラン・ルージュ楽員 ):