淡谷のり子の『別れのブルース』(1937) を思い出すまでもなく、昭和の唄を港町の存在抜きで語ることは、平成を原発事故抜きで語ることと同じように単なる抽象に過ぎないような気がする。
※ なお戦前のマドロス歌謡を代表するのは次の三曲といわれることがある (もちろんこれ以外にも多数存在する)。
1938:
波止場気質:
1939:
島の船唄:
港シャンソン:
//
美空ひばりが昭和を代表する歌手といわれるのは、まるでなにかに憑かれたかのように港町を歌い続けたからに他ならない。全部あげるのはむりなので、50 年代の曲だけを取り上げてみる。
1949:
憧れのハワイ航路:
1950:
浮世船路:
1952:
バイバイハワイ:
1953:
バラ色の船:
1954:
ひばりのマドロスさん:
さよなら波止場:
花のオランダ船:
むすめ島唄:
1955:
あの日の船はもう来ない:
娘船頭さん:
波の子守唄:
1956:
君はマドロス海つばめ:
波止場だよ、お父つあん:
港は別れてゆくところ:
かもめ白波:
ひばりの船唄:
1957:
港町十三番地:
青い海原:
浜っ子マドロス:
波止場小僧:
港町さようなら:
みなと踊り:
1958:
ご機嫌ようマドロスさん:
三味線マドロス:
1959:
若い海 若い船:
波止場物語:
ある波止場の物語:
口笛の聞こえる波止場:
波止場へいこうよ: