ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

一人二役の映画

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雑誌ユリイカの濱口竜介監督 (『ハッピーアワー』と『寝ても覚めても』しか見たことがない) の特集号を初めて読んだけど、冒頭の蓮實重彦さんとの対談で、イメージの類似を扱った映画の例として、ヒッチコックの『めまい』(1958) を蓮實さんが挙げているのは当然として、もう一本、プレストン・スタージェスの『結婚五年目』(The Palm Beach Story, 1942) を挙げていて、あれ?と悩んでしまった。一人二役の人物なんて出てきたっけ? これは、同じスタージェス監督の『レディ・イヴ』(The Lady Eve, 1941) の間違いだと思う。これだとイカサマ賭博師のバーバラ・スタンウィックが淑女イヴになりすますという設定がある。『結婚五年目』は二年ほど前に DVD で見直したので間違いないと思うけど機会があれば確認しよう。ところで、『結婚五年目』はジョエル・マクリーとクローデット・コルベールだけれど、もともとはキャロル・ロンバードを想定して脚本が書かれたという。不幸にもロンバードが飛行機事故で亡くなり、急遽コルベールが代役を務めた。

 

下のクリップは『結婚五年目』のもので、ここは Rudy Vallée が歌っているところがあって確かに貴重だが、ジョエル・マクリーがコルベールのドレスの背中のホックを外すシーンとしてはもっと良いシーンがあってそっちの方がずっとずっと好きなんだけど、YouTube からは削除されてしまったようだ。残念。

 

結婚五年目 [DVD]

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