ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

I Will Follow You

Follow の米語の発音は、/´fɑloʊ/ である。日本語にない発音のオンパレードであり、ストレスも最初の音節にかかる。/ɑ/ の音は直前の love にある /ʌ/ と比較することができる。どちらも非円唇である(非円唇とは、円唇でなければ音はどれもそんなに変わらないということ)。/ɑ/ は後ろ舌で口の開きは最大である。口をガバッと開いて強勢を入れる感じである。

2 音節の動詞のストレスルールは、最後の1音節に着目して、その音節が二重母音を含むか長母音を含むか、母音の後に子音の発音を「二つ以上」続けるならば、最後の音節にストレスがきて、もしそうでなければ、その前の音節にストレスをおくというものである。/oʊ/ は二重母音なので、follow はこの規則の例外になる。同じような例外として borrow があり、やはり /oʊ/ のときである。同じ ow の綴りでも、allow は /ə’laʊ/ で 二重母音は /aʊ/ であり、この場合は規則に従っている。他の例を挙げるので確認してみて欲しい。

delay → 二重母音
maintain  →二重母音
insist → 母音の後に子音が二つ以上連続
answer → 短母音で子音が一つ
discover → 短母音 (er)
polish → (発音上は) 子音が一つ

動詞系には以上の規則の他に、音節が多い場合に適用される「代替規則」がある。これは

直前の規則において最後の音節に強勢がおかれる場合、その最後の「第1強勢」が、最後から2番目(最後を入れて3音節目) の音節に移動し、最後の音節は、「第2強勢」に代わる

という規則である。decorate, amplify などが例である。
※ なお、接頭辞や接尾辞のある動詞には付加的なルールがあるがここでは触れない。

 この曲では他に tr の発音がよく確認できるだろう。deep の語末の /p/ はほとんど聞こえないがその前の母音の微妙な音の変化から /p/ を聞き取ることができるようになるのである。

I love you, l love you, l love you
And where you go l'll follow, follow, follow
You'd always been my true love, my true love, my true love
From now until forever, forever, forever

I will follow you follow
Follow you wherever you may go
There isn't an ocean too deep
A mountain so high it can keep me away

I must follow you ever since you touched my hand I know
That near you I must always be
And nothing can keep you from me
You are my destiny

I love you, i love you, i love you
And where you go i'll follow, follow, follow
You'd always been my true love, my true love, my true love
From now until forever, forever, forever

I will follow you follow
Follow you wherever you may go
There isn't an ocean too deep
A mountain so high it can keep me away