ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

It’s your nickel. → It’s your dime.

前の記事で ローズ・マーフィ(Rose Murphy) の 40 年代の終わり頃の曲、”Busy Line” (話し中) の歌詞の出だしは、聞いてもらえばわかることだが、

I put a nickel in the telephone.

となっている。つまり、この頃の pay phone の local call の値段は、5 セントだってことである。英語のイディオムに、

It’s your nickel.

というのがあって、これはもともとの起こりは、電話を受けた方がお金を払ったのはそっちなんだら、そっちから先に喋れよみたいなときに、

Go ahead. It’s your nickel.

と使われたのが起こりらしい。それが、

If you are paying someone by the hour and you ask them to do something they think is unnecessary or foolish, they will say, "well, it's your nickel". Let's say you charter a fishing boat and you tell the captain, "Let's fish off of North Point." The captain might say, "Well, I've never had much luck there, but it's your nickel."

というように電話以外の状況でも、「どうせお金を払うのはそっちなんだから」と言った意味で使われるようになった。

local call の電話代は地域によって異なるが、一般的には 50 年代になると 10 セント (a dime) にあがる。そうすると、

It’s your dime.

が、同じような意味で使われるようになるのである。関連として、”dime out” “dime (動詞)” “drop a dime” などは、みな換喩として「公衆電話を使う」ことからきており、「通報する」「密告する」という意味にあたる。