1952 年に来日した初めての有名ジャズマンとして知られるジーン・クルーパであるが、ハワード・ホークス監督の『教授と美女』(Ball of Fire, 1941) で演じられたパフォーマンスは忘れがたい。
※ ちなみにバーバラ・スタンウイックの歌の吹き替えは、マーサ・ティルトンである!
ジーン・クルーパ楽団の 1938 年の演奏に “Grandfather’s Clock” がある。
一方、下の YouTube は1940年もので、仁木他喜雄編曲でコロムビア・ジャズ・バンドが演奏している。
もしかしたら本家のドラムよりも上手いかもしれないその技術の高さは、戦前の日本でここまでアメリカの音楽が吸収されていたという一つの証である。この豊かな下地が戦後における爆発的なジャズの流行を支えたのであろう。