露伴の「対髑髏」のテクストを読んでいて、自分は仮名遣いのことを何も知らないということがよく分かって、あれこれ調べてとても勉強になった。たとえば、テクストの最後にある「狂ひ狂ひて行衞しれず。」の「行衞」は、「ゆくへ」とするのがよいのだろうか…
(三) 聞けば聞く程筋のわからぬ 戀路(こひぢ)のはじめと悟りの終り能々(よく〳〵)たゞして見れば世間に多い事其時お妙は長江(ちやうこう)を渡る風輕(かろ)く雲を吹(ふい)ておぼろにかすむ春の夜の月大空に漂よふ樣(やう)に滿面の神彩(しんさい)生々(いき〳〵…
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