ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

陥没地帯 (155)

塾で数 とかやっていて 直線 に関して、点 と対称な点を とするとき、複素数 を求めなさい。 とかいう問題を見ていると、僕の頃は数学教育の現代化とか言われていた頃で複素数平面はやらなかったし、二次元の回転は行列で行うことを習ったので、今でもまずそ…

陥没地帯 (154)

カタクリ。 イカリソウ。 ボケ。 ハクモクレン。 ハナモモ。 ユキヤナギ。 スギナ (ツクシ)。 フッキソウ。

陥没地帯 (153)

サクラ。桜は大きく区別するとヒガンザクラ系とヤマザクラ系の二通りになるらしい。ヤマザクラ系には、オオヤマザクラ、ヤマザクラ、オオシマザクラ、タカネザクラ、マメザクラなどがあたるらしく、共通した特長には葉が倒卵形 (最も幅広の部分が葉の中央よ…

陥没地帯 (152)

(143)(144)(145)(146)(147) (150) の続き。 三面角及び多面角1. 多面角三つ以上の平面が同一の点を通り且つ二つづつ順に交わるとき, 各平面を其の点と, 其の隣の平面との交線に限り, これ等の平面は「多面角をなす」という.例えば箱の隅や結晶体の角等の部分…

陥没地帯 (151)

サクラ。 アセビ。 ボケ。 ミツマタ。 ゲンカイツツジ。 スノーフレーク。 リキュウバイ。 バイモ。 タチツボスミレ。 シャクナゲ。 オキナグサ。 ツバキ。ツバキが合弁花か離弁花かという問は中学理科の植物分類の限界をつく鋭い質問である. シクラメン。 …

陥没地帯 (150)

(143)(144)(145)(146)(147) の続き。 正射影と二面角1. 正射影平面幾何学に於ける一つの点又は一つの線分が他の一直線上に投ずる正射影なるものの定義と同じように 定義 平面外の一点から之へ引いた垂線の足を, 此の点が此の「平面に投ずる正射影」という.一…

陥没地帯 (149)

「文學界」に蓮實重彥の『ジョン・フォード論 終章 —— フォードを論じ終えぬために』が掲載された。いろいろ忙しい。最後は、学生時代に読んで痺れてしまった『映像の詩学』の文章が出てくる。 ジョン・ウェインは、エプロン姿で拳銃を握る男のイメージをそ…

陥没地帯 (148)

ハナモモ。桃始笑には少し早いけど咲き始めた。 ハクモクレン。 カタクリの花が開花直前。 ミスミソウ。 クリスマス・ローズ。 明日から啓蟄に入る。

陥没地帯 (147)

(143)(144)(145)(146) の続き. 平行平面に関する定理諸君は既に, 二つの平面が双方に何程延長するも出会わないときにはこの二平面は平行であるということ及び空間に於ける二平面の位置の関係は [l] 平行なる場合 [ll] 相交わる場合 の何れかであることを学ん…

陥没地帯 (146)

アセビ。 三諸者 人之守山 本邊者 馬酔木花開 末邊方 椿花開 浦妙 山曽 泣兒守山三諸 (みもろ) は人の守 (も) る山、本邊 (もとべ) は馬酔木 (あしび) 花咲き、末邊 (すえべ) は椿花咲く、うらぐはし山そ、泣く兒 (こ) 守 (も) る山作者: 不明 オオアラセイ…

陥没地帯 (145)

キンリョウヘン。 ユキヤナギがだいぶ咲いた。 ギンヨウアカシア。 (143) (144) からの続き。しかし、昭和 19 年でも「三平方の定理」は、「ピタゴラスの定理」と書かれているなあ。もちろん、昭和七年当時も「ピタゴラスの定理」である。戦中に「ピタゴラス…

陥没地帯 (144)

前の記事の続き。直線と平面二つの直線の位置の関係諸君は五月創刊号で平面が決定せられる種々の場合に就て詳しく学んだ。次に空間に於ける二つの直線の相互の位置関係に就て研究して見よう。空間に於ける二つの直線の相互の位置関係は同一平面上にある場合…

陥没地帯 (143)

陶芸家の処のトサミズキが咲き始めた。隣にあるイヨミズキも一輪だけ開花している。ミザクラだと思うが、種類は分からない。これも陶芸家の処で。コブシの花も咲き始めたなあ。 昭和七年発行の研究社編の旧制中学 4, 5 年向けの学習誌「上級数学」を読んでい…

陥没地帯 (142)

塾で波の復習をした。高校生でも比を分数に直せなかったり、もたもたする子がいるという。中学生には確実にいる。比 、割り算 、分数 の基本的な同一性は、少なくとも中学生ぐらいまではくどくても説明しなければいけないのだろう (それにしても、分数だけ分…

陥没地帯 (141)

ボケ。泉鏡花の『売色鴨南蛮』を読んだ。冒頭の「濡しょびれ」て「白い足くびを絡 (まと) った」燃えたつような緋縮緬 (ひぢりめん) の長襦袢を受けついで、雨に濡れて「血の滴るごとき紅木瓜」の緋色の主題が不穏な作品世界へと読む者を導き入れていく。 日…