ノリの悪い日記

古今東西の映画、ポピュラー音楽、その他をいまここに交錯させながら随想します。

気晴らし (28)

Webマガジン「考える人」で韓国のインディペンデント映画誌「FILO」の第13号に掲載された蓮實重彥へのメールインタビューの日本語版公開が進行中。第一回は執筆中の『ジョン・フォード論』の現在想定されている構成が明らかにされており大変興味深い。カーネ…

気晴らし (27)

とうとう見つけた朴の木 (ホオノキ)。朴の木にしては、まだ小さいけれど、並んで 2 本立っている美しい様子が突然目に入ったときは、「気晴らし」をはるかに超えて感動した。これだけ歩きまわっても見当たらないので、ほとんど諦めかけていた。唐木順三のこ…

気晴らし (26)

ハコネウツギ。少し緑がかった蕾が、開花直後は純白となり、やがて紅をさしてきて、最後には沈んだ赤へと変化していく。自宅から最寄りの小田急江ノ島線駅のすぐ側の線路沿いを歩いていたら、なんとナワシロイチゴの株がいくつもあって花が咲いていた。クサ…

気晴らし (25)

鉢植えでだが、エゾノリュウキンカ (ヤチブキ) に近そうな花を初めて見た。この前、植物識別アプリがヤマブキソウを間違ってエゾノリュウキンカと回答していたのでピンと来た。リュウキンカにはいくつかの変種があるので厳密にエゾノリュウキンカに該当する…

気晴らし (24)

散歩に行く栗原には乗馬倶楽部がある。コヒルガオ。ヒメキンギョソウ。ミカンの花。よい香りがする。トキワサンザシ (ピラカンサス、火棘; カキョク)。秋になると過剰なまでに真っ赤な実をつける。花は今頃なんだなあ。マメグンバイナズナ (豆軍配薺)。ウサ…

気晴らし (23)

キショウブ。ハンショウヅル。ヒレハリソウ (コンフリー)。テイカカズラ。タンポポ。ルッコラ。コバノランタナ (小葉のランタナ)セアノサス・パシフィックブルー。

気晴らし (22)

ツリガネカズラ。大島桜と寒緋桜の自然交配種といわれている河津桜の実。黒紫色になったのが熟した実。生食には向かないとされるが、食べられないということではなく、好きな人もいる。ドウカンソウ。道端で写真を撮っていたら、そこにある家の女性が声をか…

気晴らし (21)

自宅から遠くない座間市栗原の周辺を散歩した。このあたりは畑作地域である。ベニバナツメクサ。コメツブツメクサ。ハゼリソウ。オオムギ。秋播きのコムギは開花が始まっている。近くには春播き小麦もあった。コリアンダー、葉っぱはパクチーと呼ばれている…

気晴らし (20)

オドリコソウを再び撮る機会があった。本当に笠をかぶって輪になって踊っているように見えるなあ。ニセアカシア (ハリエンジュ)。本来のアカシアとは違うのだが、このニセアカシアのことをアカシアと日本では呼んできた。西田佐知子や石原裕次郎の歌に出てく…

気晴らし (19)

近くの道端で見つけたんだけど、これ (下の写真) はカラスムギではなく、エンバク (燕麦, 英語では oat で穀物は普通複数形で oats) のように見える。そう思うのはカラスムギにあるはずの先っちょのひょろっと長いヒゲのような部分が非常に短いからなんだが…

気晴らし (18)

芹沢公園を散歩した。芝生の広場の中央には大きな榎 (写真) があって、なるほど木偏に夏と書いて榎と書くように夏には涼しい木陰を作るだろうなと思わせる美しい樹形である。江戸時代に整備された一里塚の傍にもっとも植えられ、そこで休憩する旅人に木陰を…

気晴らし (17)

ヒメフウロ。本来、日本では限られた地域のみに自生する植物だったのが、外来のものが帰化していまでは近所の道端にも見られる。右の花と左の花が異なって見えるのが不思議だったが、花の咲きはじめは雄蕊が出て、その後雄蕊が落ちて雌蕊が出るためらしい。…

気晴らし (16)

オダマキをまた撮った。ガザニア。テッセン (クレマチス)。オニマタタビ、つまり果物のキウィの木である。写真は雌株の花だと思う。すぐ近くにある公園のエノキ (榎) はもう花が終わり、若い実をいっぱいつけている。つい先日のことだが、蓮實さんが古井由吉…

気晴らし (15)

ジュウニヒトエ。これは日本原産の野生種で、外来種に同じキランソウ属のセイヨウジュウニヒトエ(アジュガ)がある。もう色付いたクサイチゴの実があった。ムラサキツメクサ。ムクノキの雄花。はじめて見た。サンシキスミレ。久しぶりにレヴィ・ストロースの…

気晴らし (14)

ケヤキの若葉はいったん出始めると、その大きくなっていく勢いにいつも驚かされる。アメリカフウロ。(アカ)オニタビラコ。ホウキギ (箒木, トンブリ)ハナニラ。ツルバギア。オウバイモドキ。マーガレット。